平成16年10月23日17時56分新潟県中越地区においてマグニチュード6.8、最大震度7を超える地震が発生しました。夏に台風による浸水被害を受けた方々には、再びの大きな災害となってしまいました。

地震で揺れている!

五味広幸
中越地震応急危険度判定への要請を受け、10月30日に参加しました。
午前4時富士見を出発、北信合庁で県内各地の参加者と合流し、説明を受け県職2名を含む総勢40名(諏訪から8名で2班に分かれて行動する事になる)で、川口町へ向け出発する。午前10時頃現地着、先日から活動している東京都隊と合流打ち合わせをし、担当地区に移動し作業開始、午後3時終了、午後9時頃帰宅する。
実質3時間位の間に、20軒ほど(安全等もあり、外観目視による)を調査し、3種類の判定ステッカーを貼付する作業を行った。全倒壊している家から被害の少なかった家と様々であったが自然の凄さに圧倒された。家の片付けをしている人に家の事を質問される事もあり、応急危険度判定の目的、被害地の建物が余震等に対し安全に使用できるか判断する事などを説明し、今の心情を考えると言葉を選んでの対話となった。大小に関わらずいつ余震があるかと、車に寝る事がわかる気がした。これからの事をいろいろ考えると、運良く余震の感じられない日であったが、空気も心も揺れている感じがした。

現地へ赴く途中 立ち往生。

現地へ赴く途中 立ち往生
東京建築士会の到着待ち